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3月30日
晴。4,00am起、途中、2度、目覚めたがまずまず。本日はラジオ、TV出演、体が備えるのか。3,00pm、TV局入り、仕出し弁当半ばでスタジオ入り。番組恒例の「超常現象」。ヘンなロシヤ人登場、インチキなること、焼跡の頃やって来たピストルの名人と触れ込みのケニー・ダンカンに似る。トム・クランシー新作つい読み切る、彼はかなりの東洋人嫌い。銀鱈、ヒジキ、クキワカメ、ブロッコリー、南瓜、もやし、栄養分メチャ食い。仔猫とはもはやいえぬ2匹、牝のニコ、めきめきまたたくましくなってきた、見た目そうでもないが、抱くと筋肉の塊り。経済面では3月危機、上っ面にしろやり過ごしたが、政治の分野なら、戦後最悪。小泉ほど、最高責任者としての自覚のない首相、自他ともに例がない、すべて他人ごと、嫌人症、離人症か。新潮45書きつゝ、眠。


31日
5,00am起、薄晴。桜まだ花をつけている。軽トレ、四股を踏む。タリバンにつかまっていた柳田大元の証言がどうして出てこないのか。北朝鮮にいる「よど号」事件の当事者は、帰国を希望するらしい。いちおう帰国させ、何をいうにしろ、TVでしゃべらせりゃいいだろう、茶の間の眼は、けっこうこういう場合、きびしいのだから。イラクの現状をふまえた小説によると、悪いのはフセイン、これは当然として、国連の名による「経済封鎖」が、乳幼児、老人を何百人も死に追いやっている面を描いている。戦乱、窮乏、憎しみで鍛えられた中東の人たちは、何があっても生き残る。ひきかえ――。6,00pm眠。


4月1日
1,00am起。新潮45書く。愛知歯科、左上の2本抜く。以前と合わせ義歯つくるとのこと。渋谷駅前、スクランブル交差点で信号待ちのヤング、半分以上ケイタイのメールに関っている。異様な風景。新入社員らしき連中多い、みな葬式帰りのいでたち。本屋ながめ歩く、装丁がめっきり粗雑になっている、にしても、客は多い、主に雑誌コーナーだが。下高井戸で買物、ドミニカ産、青いバナナ1本120円、こんなの初めて、口にしたら固くてシブくて食えない。売る側、試食してないのか。税金その他納めて無一文となる、年度末の恒例。で、勃然と書き、暁きに至る。


2日
4,00am眠。12,00pm起、NHK打合せ。顔を洗わなきゃと思いつゝ、おっくうが先に立つ、洗顔クリームとやらで間に合わせられないか、ゴミ出しなら、軽く上がる腰、顔を洗う歯を磨くとなると盤石の如し。新潮45終える。新作の資料に付箋つけるうち眠る、日中暖かいが、まだ深更になると寒い、もっとも薄着のままのゴロ寝のせいだが。





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