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3月30日
晴。書斎整理、要するに小説が書けないせい。桜5分咲き、東女医よりTEL,異常ナシ。24時間血圧計の結果は、やや低くなり過ぎるとのこと。まぁ、きわめて医者の指示を守る患者ではある。


31日
徹夜明けで1,00pmまで眠。知人の令嬢、小説新人賞当選。それにつけても宮部みゆき様はよくお書きになる、書店に行くたび新作平積みの感じ。アメリカの娯楽小説、ほとんどが「上」「下」読む気を起させしめないから助かる。短篇書けぬまま月を越す。


4月1日
晴。段ボール3つの蔵書、古書店へ。このところ、東京講演中次女の、楽屋弁当ばかり食べている。わが教えに従い、余った分持ち帰ってくるのだ。家猫、野良猫もお裾分けにあずかっている。新聞社インタビュー。短篇5枚書く。これで徹夜。


2日
起10,00am。曇、小雨。桜ほぼ満開。神戸の頃、まず8日あたりだったが。イラクの米英軍攻撃再開とのこと。かつての大本営発表まがいと承知で、観たり読んだり。完全に管理、操作されていると判っているだけまし。余計な推測はつつしむ、たとえば、先遣隊に、どうもアフリカンアメリカンが多いと感じるなんてことはね。


3日
晴。「桜上水」なんて駅があるだけに、家の近く見事な咲きっぷり。庭に3本、まことに勝手だが、なにしろ狭い、夏少しうっとうしく、落葉はまた――。2本は鳥の運んできた実生、若木のうち、めでたく眺めていたが、今や大木。短篇ようやく完成。



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