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11月28日
晴。ヒトケタとにかく書く。東女医で検査。思いがけず血糖値の上昇指摘され、再検査指示される。文藝春秋刊、ノーム・チョムスキー「9.11」読む。テロについての考察。


29日
久しぶりに熟睡。今年中に文学界連載を終え、来年はと意気込むも、とりあえず手がけたのはゴミ出し、拭き掃除、ボギー散歩。で,ほぼ無為。


30日
文学界連載来月分書き始める。年末進行で数ないながら原稿締切り常より半月早い。新潮45は編集替って全面的リニューアル。下高井戸買物、本当に調理済み家庭料理計り売りが増えた。交番にポインターの迷い犬、つながれている、まだ幼犬。飼主あらわれなければ、引き取ってやろうと、巡査としゃべる。とり合えず、収容所へ入れるとのこと。あすこで過ごすと、犬格が変ってしまうのだが。


12月1日
晴。TVタックル。テーマ政治がらみ。まだ、自分の役割をつかめない。自己嫌悪。夜、入浴、牛肉ニンニク炒め。ポインター飼主あらわれたとtel。ヒトケタ書いて明け暁方に至る。


2日
晴。温かい。早明戦を国立競技場へ観に行く。ワセダの展開、メイジにはゞまれて辛勝。
内容はメイジが上。ボギー散歩、6:00pm寝る。9:00pm起。文学界書く。20年前、ラグビー大試合の観客は、ちょっとオシャレをしたものだ。今はただ薄汚く、騒々しい。


3日
快晴。新潮45ゲラ。編集長あたらしくなって、誌面刷新、常連執筆者7割ひっこむとか。われ、題名を改め連載の余命をつなぐ。枚数同じ、うって変って「女嫌い」。銀行残額だけ調べて戻る。払い戻す気なし。


4日
雨後晴。40年前の女飲飲み友達危篤の報。四十代、旧知集いて飲めば女の話。五十代に至り病気、六十代何も話題がなく、ただ、かつて飲んでた奴の酒量が落ち、飲めなかった手合いグイグイあおる。よくきくとたいいてい大病をしている。いちいち比較しているわけじゃないが、生鮮食品安くなっている。焼肉屋は極端に客足が落ちた、元来、あの食い方日本人に合ってなかったんじゃないか。元は闇市外れホルモン焼き。ホルモンとは関西で「ほかすもん」、本来棄てていた豚や牛のモツ。地球あちこちでアメリカの狂気ますます強まる。


5日
晴。朝、講演会。「のぞみ」にて下阪、精米卸元業者3人と、個別連続対談。この「米」に関し、われは専門家と再確認。小説家阿部牧郎、外科医下山清太と逢う、二人飲む、こっちはウーロン茶。腹いせに精力自慢、不思議に男は、他人のこのホラを素直に受け入れるね。


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