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2001年12月

昭和憲法を戴く日本に三つの軍がある、「巨人軍」「救世軍」「赤軍」と、かつていわれた。当節、この三軍、勢いがない。日本通のアメリカ人いわく、日本に読む価値のある三大紙は、「赤旗」「聖教新聞」「日刊新聞」。他は政府広報誌とぞ。

アメリカ中枢同時テロと狂牛病で思案投首が、週刊誌。生半可のスキャンダル、事件の知られざる真相、理由なき殺人の分析、それがどうしたの感じ。

「狂犬病」は判る。まさに見境なく噛みつく。「狂牛病」と誰が命名したのか。TVで、いやというほど眼にさらされる。この病気を発症した牛の姿、断じて「狂」じゃない「よろけ」だろう。感染ルートは全く異なるが、同じ病原菌とされるもので、人間が発症すると「ヤコブ」病。この使い分けに、政治的意図がある。
「炭疽菌」によって、発病した場合、病名は何なのか。今は犠牲者。犠牲病か?

アメリカにおいて、炭疽菌防止にもっとも有効な手段。媒体とされている封書に、スチームアイロンをかけること。ただし、入念にやると字が消えてしまう。

アメリカに「ショウザフラッグ」と恫喝され、日本はあたふたと、自衛隊海外派遣を決め、護衛艦出動。今、こんなことアメリカはいってない、日本外務省のねつ造といわれる。

アメリカ中枢同時テロ直後、横須賀を母港とする米空母キティホーク出航、護衛艦がお伴。この「お伴」は誰が命じたのか。横須賀にいる海自司令官の判断か、三軍の長小泉の指示か。誰に訊いても言葉を濁す。司令官の独断なら、かって関東軍の中央無視と同じ、小泉の指示なら、以後の国会審議など茶番。
なぜマスメディアはこれを追求しないのか。

小泉某は「米百俵」といい、「三方一両損」と自らの業績を評価、また、閣僚に、カビの生えた江戸時代の「重職の心得」なんてのを配布。せめて福沢諭吉あたりを援用してはいかが。落語、講談、実学者が好みで悪いといわないが。

早明戦に、前首相森喜朗が来た。まったく無視されていて、気の毒な感じ、御当人しきりに通路をいったり来たり、顔をみせまくっていた。


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